それぞれの時代
— The Story of History —

1941
 昭和16年 辛巳
     
  出来事
1 1 全国の映画館でニュース映画の強制上映を実施
1 1 米 対日禁輸品目に銅,青銅,亜鉛,ニッケルなどを追加
1 7 皖南事件
1 7 第33代東京府知事:川西實三
1 8 陸軍大臣:東條英機 → 「戦陣訓」を全軍に布達
1 16 大本営陸軍部 → 「大東亜長期戦争指導要綱」,「対支長期作戦指導計画」を策定
1 22 林忠崇(94) 死去
1 30 大本営政府連絡會議 → 「対仏印・泰施策要綱」を決定
2 5 米 対日禁輸品目にラジウム,ウラニウムなどを追加
2 11 「支那の夜」(東京・日本劇場) 主演:李香蘭(山口淑子)、長谷川一夫…開演1時間前からファン殺到で大混乱、警官隊出動
2 24 佛 ダルラン内閣
2 ドイツ軍 → モスクワ総攻撃を開始
3 1 ドイツ軍 → Bulgariaに侵攻
3 8 日米交渉開始
3 10 「治安維持法」改正公布 → 予防拘禁制を追加
3 11 米 「武器貸与法」(レンド・リース法)成立 → 大統領の判断でいかなる国への軍事援助も可能となる
3 18 美唄炭坑でガス爆発事故(死者170名)
3 31 ドイツ軍(Erwin Rommel) → 北アフリカ・リビア砂漠・メルサブレガ英軍基地を急襲
4 1 「國民學校令」
4 1 「生活必需物資統制令」
4 8 企画院事件
4 10 第一航空艦隊を新設…空母を機動部隊として集中編成
4 12 スターリン‐松岡洋右会談
4 13 「日ソ中立條約」
4 16 「日米諒解案」(民間私案)を基礎として日米政府間交渉開始
4 17 陸海軍 「對南施策要綱」
4 17 Yugoslavia → ドイツに降伏
4 23 Greece → ドイツに降伏
4 産業報國倶楽部 結成
5 6 ソ連共産党書記長:スターリン → 首相就任
5 8 初の「肉なし日」(毎月2回肉屋、食堂などで肉を不売)
5 15 「改正 治安維持法」
5 19 ヴェトナム独立同盟(ヴェトミン) 結成
5 家庭用木炭配給通帳制,酒切符制を実施
5 Denmark海峡海戦
6 6 大本営 → 「對南方施策要綱」を策定
6 22 独ソ戦争
6 25 大本営政府連絡懇談會 → 「南方施策促進ニ関スル件」を決定
7 1 全国の隣組 → 一斉に常会を開く…ラジオ番組「常會の時間」で内務省が運営方法を指導
7 1 映画会社の統合
7 2 御前会議 「情勢ノ推移ニ伴フ帝國國策要綱」の正式採用を決定
7 2 関東軍特殊演習 発動
7 16 第二次 近衛文麿内閣総辞職
7 18 第三次 近衛文麿内閣 発足
7 25 米 日本の南部仏印進駐に対抗し在米対日資産を凍結
7 26 英,比 対日資産凍結に参加
7 26 102号作戦 → 第11航空艦隊180機が重慶大爆撃
7 26 仏・数学者:Henri Lebesgue(66) 死去
7 28 ABCD対日包囲陣
7 28 日本軍 → フランス領インド南部へ進駐開始
8 1 米 対日石油輸出を全面停止
8 7 印・詩人:Rabindranath Tagore(80) 死去
8 9 大西洋會談
8 11 三木清 「人生論ノート」
8 12 米価の二重価格制が決まる
8 14 「大西洋憲章(英米共同宣言)」
8 20 「知恵子抄」(高村光太郎)
8 28 Coudenhove Mitzko(67) 死去
8 厚生省に人口局を設置 → 結婚奨励政策
9 6 御前會議 「帝國國策遂行要領」決定=対米英蘭戦争の決定
10 1 乗用車のガソリン使用が全面禁止
10 2 10日間に渡り全国一斉に防空訓練
10 3 緊急勅令「臨時郵便取締令」
10 3 看護婦の最低年齢が1歳引き下げられ17歳となる
10 7 山口県 東川ダム工事場 朝鮮人約330名 → 待遇改善で罷業
10 15 Richard Sorge事件 発覚
10 15 大學・高等専門學校の修業年限3ヶ月短縮,繰上げ卒業を決定
10 16 第三次 近衛文麿内閣 総辞職
10 18 Richard Sorge → 麻布・永坂町の自宅で検挙される
10 16 東條英機内閣 発足
10 19 Hawaii真珠湾攻撃が正式承認される
11 2 東條英機 → 昭和天皇に開戦方針決定を報告
11 5 御前會議 「帝國國策遂行要領」(第2次)策定
11 5 来栖三郎 → 特命全権大使として米国派遣される
11 7 野村吉三郎 → 対米譲歩案(甲案)を米側に提示
11 13 御前会議 「帝國国策遂行要領に関する対外措置」決定
11 15 「兵役法」改正 → 兵種合格者も召集,徴兵検査が無意味になる
11 18 南雲機動艦隊 → 択捉島単冠湾への集結を開始
11 20 大本營政府連絡會議  「南方占領地行政実施要領」
11 20 野村吉三郎 → 対米最終譲歩案(乙案)を米側に提示
11 22 「國民勤労報國協力令」公布 → 40歳未満の男子などに年30日以内の勤労奉仕が義務化
11 26 04;30 ハル・ノートが日本側へ提出される(日米交渉決裂)
11 26 真珠湾奇襲部隊 → 単冠湾を出撃
11 スロヴァキア,ルーマニア,デンマーク → 日独伊防共協定に参加
12 1 御前會議(閣僚と統帥部と合同) 対米英蘭開戦決定
12 2 連合艦隊司令長官:山本五十六 → 海軍機動部隊に打電…「ニイタカヤマノボレ1208」
12 7 米大統領:ルーズヴェルト(イェール大教授:朝河貫一起草) → 昭和天皇宛親電
12 8 02;00 日本陸軍第5師団 → マレー半島東海岸・コタバル強襲
12 8 03;19 真珠湾攻撃
12 8 04;30 「對米英宣戦布告」
12 8 米,英 → 對日宣戦布告
12 8 独,伊 → 對米宣戦布告
12 8 12;00 海軍航空部隊 → 在比米極東空軍を急襲
12 8 15;00 「開戦ノ勅語」,「帝國政府声明」
12 8 天気予報禁止…新聞,ラジオによる気象報道が禁止される
12 8 独 ヒトラー → バルバロッサ作戦(東部戦線)中止命令
12 9 蒋介石政権 → 「対日宣戦布告」
12 10 マレー沖海戦
12 11 独,伊 → 「対米宣戦布告」
12 12 大本営 “大東亜戦争”の呼称を決める
12 16 呉工廠で戦艦・大和が竣工する
12 19 「言論・出版・集会・結社等臨時取締法」
12 19 「戦時犯罪処罰特例法」
12 22 「戦時緊急経済方策要綱」
12 24 「俘虜収容所令」(勅令1182)公布
12 28 ビルマ 三十人の志士 → ビルマ独立義勇軍を結成
12 29 南方熊楠(75) 死去
この年の…
カテゴリー ジャンル 作品
ノーベル賞 物理学賞 該当者なし
ノーベル賞 化学賞 該当者なし
ノーベル賞 生理・医学賞 該当者なし
ノーベル賞 文学賞 該当者なし
ノーベル賞 平和賞 該当者なし
財政 1941年度軍事費 125億円
貿易 日本の物資輸入量 4,872万t
文学 下村湖人 「次郎物語」
文学 高村光太郎 「知恵子抄」
林房雄 「転向について」
徳田秋声 「縮図」
学術 今西錦司 「生物の世界」
「月月火水目金金」とその替え歌
流行 「ABCD対日包囲陣」
流行 「産業戦士」
流行 風潮 八百屋店頭の行列
流行 女性…もんぺ